千葉県法律関連労働組合 活動報告
6/19
昼休みに弁護士会でお昼ご飯とスイーツを食しながらの勉強会
☆「憲法ランチカフェ」を開催(5回目)
「えん罪はなぜ発生するのか」
刑事裁判の流れを踏まえながら、
刑事事件の発生から、捜査、公判、上告審、確定、そして、再審
それぞれにおけるえん罪事件の現状についてお話がなされました。
東住吉事件(1995年)においては、そもそも事件性はなかったということで再審無罪になっています。
また、取り調べ過程における自白をいかにとるか、取り調べの巧妙さや長時間におよぶ代用監獄の実態についても紹介されました。
そもそも科学的調査に誤りがあるとした事件や再審制度は新証拠を発見した場合のみに限られるなど、「疑わしきは被告人の利益に」との原則が適用されていない現状の紹介がなされました。
そして、この間の取り調べの録画録音や証拠一覧表の交付制度など、法改正による改善はみられるものの、 やってもいないのに、誤った裁判によって、その人の一生を左右してしまう「えん罪」が繰り返される、刑事司法の現状において、課題の多さについての認識をあらたにしました。
こうした現状も、国家権力による弾圧等をおこなってきた反省のうえに今の日本国憲法がなりたっていることから、こうした人権擁護という点においても、人ごとではありません。
えん罪や誤判を導く権力の横暴勝手を許さない国民的な批判の目をもっと厳しく向けていく必要性を感じます。
「給与明細書および源泉徴収票の見方」
6/28
いつもお世話になっています社労士さんを講師に、いつも私たちが目にしている給与明細書について、あらためてその法的根拠や原則について学びました
また、給与明細に記載される各種手当や保険料の基本的な仕組みについても、具体的な票を見ながらやさしく解説いただきました。
仕事上でも、また自分自身も、普段何気なく見ている給与明細や源泉徴収票。
細かい数字の計算は会計業務のご苦労を垣間見る思いがしました。
そして、その仕組みに対する理解とあわせ、保険料があがり、年金が下がるという将来不安が増す今日だからこそ一層、差し引かれた税金や保険料がどのように使われ方についても関心を払っていくことが大切ですね。
※ 参議院選挙(7/21投票)
「マクロ経済スライド」により年金削減が明らかになり、こうした問題が大きな争点に。
大企業や富裕層には恩恵を、そして、私たち労働者には消費税増税をはじめ、さらなる負担の押しつけ、こうした安倍政治の退陣を迫っていくチャンスです。
大企業に中小企業並みの法人課税を、年収1億円を超えたら負担が下がるという大株主優遇税制をただす、米軍への思いやり予算を廃止、
こうした財源によって消費税10%を中止させる、
そして、
「8時間働けばふつうにくらせる社会に」
「暮らしを支える安心の社会保障に」
「お金の心配なく学び、子育て出来る社会に」
こうした政策を掲げながら市民と野党の共闘をすすめる勢力を躍進させ
私たちの願いが実現する社会を実現していくための選挙に。
みんなで投票に行きましょう。